『現役鍼灸師が語る』東洋医学が効く3つの理由

『東洋医学って何?』
『なんで効果があるの?』
『エビデンスがないし怪しい』

こんな言葉を聞くのは、日常茶飯事です。

鍼灸師の私でさえ、本当に効果あるの?と疑っていましたので笑

実際、私が東洋医学をやり始めた時も半信半疑で鍼灸を行なっていた気がします。

東洋医学は、エビデンス(科学的根拠)がない理屈や理論が多いので、理屈好き人間の私にはなんとも素直に受け入れられませんでした。

ただ、信じてその通り鍼灸を行うと目の前で患者さんが改善していくのです。

理屈がどうであれ、目の前の患者さんが改善する事実は何度も見てきました。

と言うことで、月200人以上治療を行う現役鍼灸師が私が

東洋医学が効く3つの理由について、お伝えしていきます。

こちらを最後まで読んでいただけたら、東洋医学のイメージが変わると思います。

ですので、最後まで読んでみてくださいね。

本題に入る前に、東洋医学のざっくりとした世界観をお伝えしましょう。

東洋医学というのは、主に中国や日本、韓国などのアジア地域で発展してきた伝統的な医学体系の総称です。

アジア全体という広大な範囲で行なっていたものですので、様々な流派や考え方の違いがあります。

そのため、東洋医学と一言で言っても扱っている私が聞いたことのないような考えもあります。

今回のテーマでは、日本に受け継がれている『伝統鍼灸』に限定して説明しようと思います。

東洋医学的が効く3つの理由とは?

東洋医学が効く理由は以下の通りです。

  1. 東洋医学の中で理屈や理論がある
  2. 過去の経験則をもとにしている
  3. 1500年以上続いている

3つの理由を、具体的に掘り下げていきましょう。

#01:東洋医学の中で理屈や理論がある

まず、東洋医学の中にも理論や理屈があります。

西洋医学と一緒です。ただ一つ大きく違う点があります。

それは、基本的に目に見えないもので構成されている理屈という面です。

東洋医学の中でよく耳にする『ツボ』という言葉があるかと思います。

ツボ押しなどをご自宅でやっている方なんかもいるのではないでしょうか。

この『ツボ』も東洋医学の言葉ですが、目に見えるものではありません。

他にも『五臓六腑』や『経絡』など、東洋医学で使われる用語はすべて目で見えないものです。

そこが、東洋医学の魅力でもあるのですが皆さんには伝わりにくい部分でもあります。

人間の体は、まだ科学で解明できていない部分も多いです。病気に関しても「原因不明」と言われるものはたくさんあります。

目に見える原因のないものは、目に見えない東洋医学が相性いいかもしれませんね。

#02:過去の経験則をもとにしている

東洋医学🟰経験医学です。

過去の先人たちの知恵を合わせたものが、東洋医学です。

私たちが、治せるのもその知識の積み重ねがあるためです。

何千年と積み上げてきた経験が、今も最前線で使用されています。

西洋医学は、日本に来て約500年ほど。

東洋医学は、日本に来て約1500年になります。

効果のない医学が1500年も使われるわけないですよね。

#03:1500年も歴史がある

先ほど内容と、少し重複しますがなんといっても東洋医学は歴史が長いです。

古代中国で生まれた医学ですが、そこから数えると約2000年以上続く医学です。

日本では明治維新以降、西洋医学が主な医療として使用されていますが中国では今でも東洋医学がメインのところも多いです。

中国では病気や症状が出た際には、まず中医師に診てもらうという仕組みがあります。

日本のように、困ったらまず薬という国の方が世界的に見ると少ないかもしれませんね。

まとめ

今回は、東洋医学が効く3つの理由をお話ししました。

  1. 東洋医学の中で理屈や理論がある
  2. 過去の経験則をもとにしている
  3. 1500年以上続いている

これらは、なかなか世に出回りづらい情報です。

日本では西洋医学が主流ですが、東洋医学が得意とする疾患も多くあります。

自分の悩みが、「西洋医学」で解決できるのか。

はたまた、「東洋医学」の方が解決できるのか。

自分で見極めていくしかありませんね。

東洋医学が広まることが、皆さんの健康の手助けになると信じています。

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